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学部長挨拶

ようこそ三重大学人文学部のホームページへ

学部長人文学部は、「既成の学問分野を越えた学際的視野の下で専門知識の教育を行うとともに、国際感覚の育成を目指す学部」として、1983年4月、文化学科と法律経済学科の2学科で発足」し、2013年には30周年を迎えようとしています。

「人文・社会科学」の総合学部として、私たちは、「人文・社会科学は、総体としての学術研究の一翼を担い、その固有の機能を存分に展開するとともに、学術 の総合力を発揮すべく、人間と社会への視野によって、舵取りの役割を果たさなければ」ならないと考えています(日本学術会議「日本の展望-学術からの提言 2010」2010年4月)。

20世紀が「鉄腕アトム」の時代、つまり、明るい未来と科学技術の時代だとしたら、21世紀は「もののけ姫」の時代、つまり、人類が抱える課題が科学技術 だけでは解決しなくなった時代です。日本の20世紀が「モノづくり」の時代であったとしたら、日本の21世紀は「モノ」だけをつくって売るのではなく、 「価値」を提案し、日本の経験を発信すべき時代ではないでしょうか。宮崎駿のアニメが世界で注目されるのは、そうした世界の大きな変化を背景にしているの であり、そういう時代にこそ、「人文・社会科学」は力を発揮しなければなりません。

人文学部は、大学院に「三重の文化と社会」という授業があるように、地域に根ざした研究を重視しています。地域に根ざした研究は、地域にとどまる研究では ありません。成果を世界に広める発信型地域研究を推進し、世界の研究者とともに日本の地域と社会を研究することを目指しています。

人文学部のカリキュラムは、入学してから、広い視野で学び、本当の自分の関心を高めることができるようになっています。「これだ!」というものを見つけて 精一杯に学び、有意義な学生生活を送れます。少人数の演習では、授業で得た知識をもとに様々な課題を「考える力」、授業外の社会見学等で社会に生じている 問題を「感じる力」、そして、仲間と討論する「コミュニケーション力」を伸ばすことができます。密接な指導が行われる卒業論文に真剣に取り組めば、自分を 発信する自信を得ることができます。私たちは、人文学部のカリキュラムで学んだ人たちが、前向きに自己を発信しようとする「生きる力」をもち、社会の「舵 取り」となることを願っています。

 人文学部長・人文社会科学研究科長 樹神 成(こだま しげる)