第6回「忍者食はストレス社会に活かせるのか?」(前期)

忍者食はストレス社会に活かせるのか?」要旨

久松 眞

理系の切口から狼煙、火器、忍者食、呪文などを扱った忍者研究は、文科省の特別経費で始まり、伊賀サテライトに属する伊賀連携フィールドと伊賀研究拠点の文理連携体制で進めた研究成果は、新聞報道に加えて博物館の展示やテレビの番組制作にも活用され、このような研究の社会的反響は予想以上に大きいことが初めに説明されたあと、忍者食も忍びに必要なストレス対策術の道具であったことを説明する話に移った。危険を感じると心拍数が上がり、その場から逃れようとするストレス反応の概説のあと、特に強いストレスでは気力が衰え、口や喉が渇き、胃痛や下痢を催すので、兵糧丸や飢渇丸や水渇丸などの忍者食には、それらのストレス対策となる生薬が配合されていることの説明があった。ストレス対策は現代社会で特に注目されているが、戦国時代の厳しい環境下で生き延び活動をするためすでに忍者は対策をとっていた説明もあった。また、お菓子は幸せや満足感を与えストレス緩和になるので、忍者食を参考とした現代流スナック菓子の開発を地元企業と進めている紹介もあった。

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