人文学部
人文社会科学研究科

教育

2009年度卒業生 刑法ゼミ

2009年度卒業生 刑法ゼミ

私が三重大学に進学したのは、家から通える国公立であった事、幼いころから関心のあった法律を学べること、また、後期試験での試験科目が小論文で あったためです。得意科目と不得意科目の差が大きかったため、すべての科目をバランスよく点数を取る必要のある前期試験よりも、得意科目である文系科目中 心の後期試験の方が、私にとっては都合がよかったのです。

入学後は関心のある法律科目を中心に勉強し、2年生の夏からは刑法ゼミに所属し、更に専門的な内容を学びました。講義やゼミ活動を通じて、一つの 問題について様々な視点から考える力を養うことができました。中学や高校の勉強と違い、大学の勉強は「たったひとつの正解」を探すのではなく、物事を多角 的に見て自分なりの見解を持つ事が大切です。これは、社会に出てからも様々な場面で必要となる力なので、四年間でしっかり身につけてほしいと思います。

大学生活では、勉強以外にもいろいろな経験をしました。講義の合間を見つけては毎週のように映画館で映画を観たり、友達と旅行に行ったり、時間に 余裕のある学生ならではの有意義な時間を過ごしました。就職してしまうとこんな贅沢な時間の使い方はできなくなってしまうので、大学時代の長期休みは行き たいところ、やりたい事は全部やってやるぐらいの気持ちで多いに遊んでください。

私は卒業後、 医療機器の商社で営業の仕事をしています。仕事を通じて、卒業論文のテーマとして取り上げた「医療過誤の法的諸問題」について、学生の時とはまた違った視 点から関心を持つ事ができました。まだ働き始めて2年目なので今は目の前の仕事でいっぱいいっぱいですが、いつか仕事をしながら大学院で勉強できたらいい なと思っています。

大学生活は、自由度が高いので、何もしないで終えることもできますが、何かに取り組んだだけ色々なものを得ることができます。これだけ自由に何かをできる時間はこの4年間しかないので、ぜひたくさんのものに触れて充実した生活を送ってほしいと思います。

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