人文学部
人文社会科学研究科

教育

準備を怠らずに :Gさん(男子)【金融業】

準備を怠らずに

Gさん(男子)【金融業】

【はじめに】

就職活動で不安に思うことの1つに面接があると思います。私は緊張しやすい性格で面接に強い苦手意識がありました。そのような面接への苦手意識をどのように対策し、克服していったかについて振り返っていきたいと思います。

【早いうちに面接に慣れる】

私が面接において心配していたことは「緊張で上手く話せなくなること」でした。そのため、本命の業界での選考が始まる前に、業界を問わず早い時期から選考を行っている企業にエントリーして選考を受けていました。最初は緊張で頭が回らず上手く話せないなど苦労しましたが、数を重ねていくうちに面接への緊張もなくなっていきました。それだけでなく、面接で話す内容や話し方などを本命の業界を受ける前に試し、改善できるなど、場慣れできる以外のメリットもありました。

また、本命ではない業界で早めの選考を7~8社ほど受けていましたが、そのうちの1社でとても良い企業に巡り合い内定を頂くことができました。最終的にその企業は元々の本命の企業で内定を頂いたにもかかわらずどちらを選ぶのかを迷うほど自分の中での志望度が高まっていました。それくらい志望度の高い企業の内定を早めに頂けたことで本命の業界への対策に専念することができました。自分の経験を振り返って、早い段階から選考に参加して本当に良かったと思います。

 

【自己分析と企業分析の徹底】

面接での質問は必ず聞かれる自己PRと志望動機など共通したような質問も多くありますが、予想外の質問もあり面接でされるすべての質問に対して答えを考えておくのは難しいです。しかし、数をこなしていくうちにどの質問の内容も自分に関するものか相手(企業)に関するものの2つに大きく分類でき、自己分析(自分を知ること)と企業分析(相手を知ること)を徹底できていれば回答に困る質問はないと考えました。そう考えた私はそれまで以上に自己分析と企業分析を徹底しました。自己分析では長所・短所だけでなく今まで何を頑張ってきたか、周りとどう接しているかなど自分に関するあらゆることについて見つめ直しました。そして企業分析ではその企業の業界内でのポジション、強み・弱み、社内の雰囲気など細かい点まで調べました。そして、重要なのは自己分析と企業分析をしたうえでどうしてその企業に入りたいのか、どんな仕事をしたいのか、自分の特徴がその仕事にどう活かせるかなど自己分析と企業分析をリンクさせることだと思います。

以上述べたように自分や相手(企業)について深く知ることができていれば面接では怖いものはありません。もし、それでも落ちるようなことがあれば、自分には合わない企業だったと切り替えればいいだけで、必ず自分の考え方を受け入れてくれる企業が見つかるはずです。私は緊張しやすい性格で就職活動が始まったばかりの頃は、面接に強い苦手意識がありましたが、面接にどんな質問が来ても自信を持って答えられるくらいの準備をしたことで面接にも強気で臨むことができました。

 【終わりに】

私は場慣れするために数をこなすこと、自己分析と企業分析という面接への準備を徹底することで「緊張しやすい」という自分の弱みをカバーしてきました。このやり方が誰にでも合うわけではなく人それぞれのやり方があると思います。なので、私のやり方は参考程度にして就職活動の進む過程の中で自分のやり方を見つけていってください。上手くいかずに逃げ出したくなると思いますが、それでも諦めずに何を改善すれば良くなるかを考え続けることで納得のいく結果が得られるはずです。後悔のない就職活動を送れるよう頑張ってください。応援しています。

Page top