日時:2018年6月16日(土)10:30~12:00
場所:ハイトピア伊賀3階コミュニティホール
発表者:深谷克己(早稲田大学名誉教授)
題目:江戸時代の伊賀者―一揆探索の隠密御用―
概要:18世紀末の寛政年間、津藩では藩政改革に抗する大きな百姓一揆が起こり ました。一揆は伊勢の方で起こり津城下に迫りましたが、その報が入ると伊 賀の警戒のために上野から伊賀者が伊賀街道の平松に派遣され、一揆後は 「頭取」を探りだす指示が出されました。その経緯を伊賀者が詳しく記録し た『御蜜用相勤候扣』を読み進めて、当時の伊賀者の実名、出動のいで立ち、 任務の指示や報告の経路、探り出した内容、活動経費の支給などについて解 説します。