人文学部
人文社会科学研究科

研究

第5回「アナログ忍者ゲームの世界」(後期)

アナログ忍者ゲームの世界」要旨

吉丸雄哉

アナログゲームとは非コンピュータゲームの総称で、古代からあるが近年ボードゲームを中心にブームを迎えている。国内外のボードゲーム、パーティーゲーム、テーブルトークRPG、カードゲーム、ゲームブック、ミニチュアゲーム、シミュレーションゲームのうち忍者が登場するものについて、「ルール」「フィクション(作り事)」「コンポーネントと美術」「プレイヤーとゲーム文化」という4つの面から解説した。特に忍者がどのように抽象化・ルール化されているのか、またゲーム内の物語・世界でいったい忍者がどのように描かれているのかを中心に分析を行った。アナログゲームの種類はさまざまだが、ルールにより隠密、潜入、暗殺といった忍者らしさを再現できた良作が存在する。また抽象性の高いゲームであっても忍者の世界や物語が色づけられることで、よりゲームに魅力が増す。わいわいとみんなで遊びながら簡単に忍者の体験ができるのがアナログ忍者ゲームのいいところである。

2017年度後期第5回忍者・忍術学講座 (4).jpg

動画(部分)

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