公開ゼミ・公開講座

人文学部の公開講座は、1986年9月に、生涯学習の機会を提供し、市民生活の向上に寄与することを目的として開講されました。これまでは、「国際化社会」、「地方都市」、「環境」、「結婚」、「食」、「家づくり」、「二〇世紀の総括」、「まちづくり」といったテーマを取り上げてまいりました。人文学部の教員の研究の実績を活かし、地域の方々にその成果を還元するとともに、教員も地域の方々から多くのことを学ぶ機会となっています。毎年6~8回の連続講義の形式をとり、最終回にはパーティーを行うなどして受講者と講師との交流を深めていきましたが、2005年度よりは、名称も「公開ゼミ」と改め、2014年度からは「公開講座」形式も再び採用し、「公開ゼミ・公開講座」として、人文学部の地域への窓口としてさらに発展させていきたいと希望しています。公開ゼミ・公開講座の詳細は下記をご覧ください。

2016年度人文学部公開ゼミ・公開講座のご案内

三重大学人文学部は、市民の皆さま向けに「公開ゼミ」と「公開講座」を開講いたします。
「公開ゼミ」は、原則としては受講生を20名までに限定し、少人数で行うことによって、質疑応答や文献の講読、討論なども交えながら、学ぶことを意図しております。一般学生向けの授業と同じように、90分を1回として、3回分をゼミの基本単位とします。
「公開講座」は、教員の講義を中心としていますが、その道のプロによる「白熱」の講義を、じっくり堪能し、しっかり学べる機会と考えております。こちらは90分の講座が1回となります。
今年度は、以下の11のゼミ・講座を準備しました。複数のゼミ・講座の受講も歓迎致します。どうぞ奮って受講下さい。

公開ゼミ(2016年度分)

1. アパルトヘイトと詩:Dennis Brutusの場合

講師: 赤岩 隆 (人文学部 文化学科・教授)

日程:9月9日(金)、16日(金)、23日(金)/10:30~12:00

内容:アパルトヘイトと詩について、Dennis Brutusを例に取り、その関係について考える。

※20名を越えて受け入れる場合もあります。

2. 「性犯罪厳罰化」の内容を検討する

講師: 田中 亜紀子 (人文学部 法律経済学科・教授)

日程:10月4日(火)、11日(火)、18日(火)/13:00~14:30

内要:法制審議会の刑事法部会で審議が進められている「性犯罪厳罰化」を取り上げ、日本における性犯罪問題や厳罰化、性犯罪を減らすためには何が有効なのかといった項目について受講者と一緒に考えます。

3. もっと知りたい台湾

講師: 福田 和展 (人文学部 文化学科・教授)

日程:10月15日(土)/13:00~17:50(3回連続)

内容:震災をきっかけに、最近特に身近になった感のある台湾ですが、私たち日本人は台湾についてどれくらい知っているでしょうか。台湾を知れば日本の姿や中国の姿も別の角度から見えてきます。そして何より、台湾旅行がより数倍楽しくなります。

※20名を越えて受け入れる場合もあります。

4. 映像で見る「経済人類学」の世界

講師: 深田 淳太郎 (人文学部 文化学科・准教授)

日程:10月18日(火)、25日(火)、11月1日(火)/16:20~17:50

内容:私たちの世界は、さまざまなモノやサーヴィスを交換し合うことで成り立っている。この交換には、市場や貨幣を介する売買だけではなく、贈り物や寄付など多様な形がある。このゼミでは、この「交換行為」の多様性について、世界中から集められた映像資料の鑑賞を通して考えてみたい。

※20名を越えて受け入れる場合もあります。

5. 災害時に地方自治体はどんな役割を果たすのか

講師: 前田 定孝 (人文学部 法律経済学科・准教授)

日程:11月28日(月)、12月5日(月)、12日(月)/19:00~20:30

内容:地震をはじめとして災害において、その第一次的な対応をするのは、市町村である。そこでは住民に身近な行政として、さまざまな工夫がされてきている。東日本大震災や、熊本地震を受けて、そこではどのようなとりくみがされ、どのような解題が残されているのであろうか。

※20名を越えて受け入れる場合もあります。

公開講座(2016年度分)

1. ことばの意味について考える

講師: 澤田 治 (人文学部 文化学科・准教授)

日程:10月3日(月)

時間:10:30~12:00

内容:この講座では、「ことばの意味」について考えます。具体的には、発話の背後にある話者の意図はどのように理解されているのか、個人の価値観や常識(前提)はことばの意味解釈にどのような影響を与えているのか、といった問題について、言語学の観点から考えていきたいと思います。

2. プーチンのロシア‐大航海時代と内陸ユーラシア/北大西洋条約機構と欧州評議会/大統領と国家元首

講師: 樹神 成 (人文学部 法律経済学科・教授)

日程:10月6日(木)

時間:19:00~20:30

内容:ソ連の崩壊後、1993年にロシアは新憲法を制定し、1996年には欧州評議会に加盟した。それから四半世紀近く経過し、露米関係は冷戦期より悪化し、民主化は後退した。この近くて遠い隣国をどのように見たらよいか、いくつかの話題を提供する。

3. グローバリゼーションの政治経済学

講師: 森原 康仁 (人文学部 法律経済学科・准教授)

日程:10月25日(火)

時間:19:00~20:30

内容:ヒト、モノ、カネが国境を越えて移動しています。しかし、カネ(資本)やモノの国境を越えた移動と、ヒト(市民)の移動は似て非なる面があります。社会に与える影響も異なります。本講義ではこの切り口から「グローバル化のさまざまなかたち」を考えます。

4. アジア社会の近代化とキリスト教布教

講師: 石井 眞夫 (三重大学名誉教授(元人文学部文化学科教授))

日程:11月10日(木)

時間:19:00~20:30

内容:現代アジア社会を考える時、宗教を避けて通ることは出来ません。特に植民地時代以降急速に広まったキリスト教は、現代アジア社会の形成に重要な役割を果たしています。この講座では現代社会と宗教とのかかわりを、アジア社会とキリスト教の布教を通して考えます。

5. 社会保障制度について考える

講師: 石塚 哲朗 (人文学部 法律経済学科・准教授)

日程:12月9日(金)

時間:10:30~12:00

内容:少子高齢化が進む中で、社会保障のあり方が問われています。国民に身近なものでありながら、あまり知られていない社会保障の仕組みや課題について解説します。

6. ドイツにおける負の遺産と「想起の文化」

講師: 大河内 朋子 (人文学部 文化学科・教授)

日程:12月9日(金)

時間:13:00~14:30

内容:ナチス・ドイツの歴史は、戦後70年経ったドイツにとって、決して「過ぎ去った過去」ではなく、むしろ「油断のならない過去」である。「想起の文化」というキーワードを使って、ドイツでの取り組みについて紹介したい。

備考

会場は全て人文学部の校舎内です(教室は、当日に掲示等でお知らせします)。

申込手続き

対象・定員 市民一般(住所は問いません)、公開ゼミの定員は原則として20 名。公開講座も要申込。
申し込み者が3名未満の場合は開講しないことがあります。
受講料 無料(いくつでも申し込み可能です)
申込期間

8月1日(月)~各開講日の5日前まで(定員・満員まで先着順に受け付けます)

申込方法 下記の申込先に、電話・ファックス・eメールのいずれかで、「お名前」「連絡先(電話番号)」「希望するゼミ・講座の番号およびテーマ」をご連絡下さい。
申込先(問い合わせ先) 三重大学人文学部チーム総務担当
( 514-8507 津市栗真町屋町1577)
TEL 059-231-9196,231-9195  FAX 059-231-9198
e-mail hum-somu@ab.mie-u.ac.jp
URL http://www.human.mie-u.ac.jp/chiiki/kouza/