人文学部
人文社会科学研究科

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そこが知りたい 人文学部について

最終更新 2022/08/04
Q01 男女の割合を教えてください。
ANSWER 2022年5月現在、文化学科では男子148名、女子268名、法律経済学科では男子399名、女子307名です(留学生を含みます)。

Q02 「シラバス」を見ることができますか。 (※「シラバス」とは各教員がその年に行う講義の概要のことです。)
ANSWER 大学のホームページ(http://syllabus.mie-u.ac.jp//#hum)で見ることができます。

Q03 時間割と単位について説明してください。
ANSWER 1つの授業時間は90分です。授業は1コマ、2コマと数えます。月曜から金曜まで15コマ 開講されています。この5コマを12限(8501020)、34限(10301200)、5 6 限(1300 1430)、78 限(1440 1610)、910 限(1620 1750)と 区分しています。
 1年を前期と後期の2学期に分け、各学期とも授業期間は試験を含めずに15週間です。授業を受け、試験等に合格すれば「単位」が与えられます。
 人文学部を卒業するためには、128単位を取得しなければなりません。

Q04 授業の取り方について教えてください。
ANSWER 大学では決められた単位を取得するために、自分の目的にあった授業を選択し、自分で時間割を組んでいくので、同じ学年の学生でも、それぞれ授業の取り方が違います。ただし、学部や学科においてこれだけは所属の学生に受講してもらいたいという授業があり(「必修科目」と言います)、これらは必ず履修し単位を取得しなければなりません。また2年生で履修しておいたほうが良い授業、3年生からしか履修できない授業等がありますので、まったく自由に取れるわけではありません。

Q05 「専門」とは何ですか。
ANSWER 大学の授業には教養教育科目と専門教育科目があります。教養教育科目は幅広い教養を身につけるための授業で、その多くは1年生および2年生のときに受講します。2年生になってからは、特に学びたい学問分野に焦点を絞りながら勉強を進めていきます。このときに受講するのが専門教育科目です。このようなカリキュラムの流れを通じて、最終的に卒業論文の執筆に臨むことになります。

Q06 「ゼミ」とは何ですか。
ANSWER 授業は形式上、講義と演習に分けられます。講義は主として教員が説明し、学生がそれを聞いて理解するという形式の授業で、教室が大きく、受講生が多いという特徴があります。これに対して演習は、教員と少人数の学生が討論・発表などを通じて理解を深めていく形式の授業です。ゼミとは主として法律経済学科で使われている言葉で、3年生から本格的に始まる専門演習を指します。法律経済学科の学生は、2年生の前期に各自の志望に沿った特定のゼミに配属され、ゼミの指導教員の下で専門を深めていきます。文化学科においても慣習的に、3年生以上の学生が指導教員から研究指導を受けるときにゼミという言い方をすることがあります。

Q07 クラスのようなものはありますか。
ANSWER 高校までのようなクラスはありませんが、それに類するものは次の2つです。教養教育科目の「英語Ⅰ」の授業は習熟度別になっていますが、そのうち「大学基礎」と「コミュニケーション」はクラスとして1年間継続します。また、1年生の前期に履修する「スタートアップPBLセミナー」、「教養セミナー」において、クラスを編成して授業が行われます。また、文化学科の「文化学研究総論」も6クラスに分かれたセミナー形式で開催されています。

Q08 宿題はありますか。
ANSWER 授業によって異なります。また、明確な宿題はなくても、「大学設置基準」の学修時間に従い、自発的に予習・復習をしてください。

Q09 自分の専門分野はいつ決定するのですか。
ANSWER 文化学科では1年生の後期末に自分の属する地域を選択し、3年生からは特定の指導教員(2 年生後期末に決定)について専門を深めていきます。

 法律経済学科でも、2年生の前期末に3年生から開講される必修科目「専門演習」(ゼミ)の所属を選択し、その「専門演習」(ゼミ)に基づいて専門分野(所属するコース・履修プログラム)が決定します。各学生に対する指導を行き届いたものにする目的で、1つのゼミには各学年で平均して8人が配属されます。


Q10 学生と教員の距離は近いのですか。
ANSWER 大教室で行われる講義では、学生が教員と直接話す機会は少なく、距離が近いとは言えないのですが、少人数の授業や演習では学生と教員の距離は非常に近くなります。また、それぞれの教員はオフィス・アワー(教員が研究室に在室して学生からの質問を受け付ける時間帯)を設けていますので、その時間を活用してください。

Q11 1人の教員は何人の学生の指導教員となるのですか。
ANSWER 分野や教員によって異なりますが、専門教育では1人の教員のもとで1人から10人程度の学生が学んでいます。1学年260人程の学生に対して専任教員80人あまりですから、たいへん恵まれた指導体制です。

Q12 教員の専門分野以外のことは勉強できませんか。
ANSWER 教員個人は非常に専門的なテーマを研究していますが、授業では自分の専門分野にとどまらず、その周辺分野にも視野を広げて教えます。その周辺分野を卒論のテーマにしたい学生がいた場合、教員は自分の専門から大きく逸脱していない限り、指導し、協力します。詳細はホームページの 教員(スタッフ)紹介ページをご覧ください。☛  文化学科 / 法律経済学科

Q13 他学科の授業科目は受講できますか。
ANSWER 相互履修が許可された科目に関して一定単位数まで可能です。 

Q14 他学部の授業科目も受講できますか。
ANSWER 他学部の専門教育科目の履修は、人文学部長を経て、当該学部長の許可を得ることによって認められます。この場合、一定単位数まで卒業に必要な単位として認められます。ただし、当然のことながら当該学部の学生に受講の優先権がありますから、受講者数が多い等の理由で履修が認められない場合もあります。

Q15 フィールドワークとはどういうものですか。
ANSWER 現地に入って聞き取り調査、アンケート調査、資料収集などを行うことです。また、人々の行動や建物、自然などを観察することもフィールドワークに含まれます。歴史学、考古学、文化人類学、社会学、地誌学、経済学、政治学等、さまざまな領域でフィールドワークが重要な作業となっています。

Q16 卒業要件となっている教育的インターンシップとはどういうものですか。
ANSWER 三重大学では、教育目標を実現し、地域人材育成を推進するために平成31年度(2019年度)新入生より「教育的インターンシップ」を卒業要件化しています。

「教育的インターンシップ」は、その認定手続きの違いによって以下の4タイプに分かれます。

  Ⅰ:正課の授業科目として行われ、単位認定される活動(語学研修、企業インターンシップなど)

  Ⅱ:資格取得に必要な実習(教育実習、介護等実習、博物館実習など)

  Ⅲ:狭義の就業体験としてのインターンシップ(10時間以上の特定企業のインターンシップの受講など)

  Ⅳ:その他、学部の定義に照らしてインターンシップと認められる活動(私費留学、ボランティア活動など)

人文学部では卒業のためには、以上の「教育的インターンシップ」を行い、認定される必要があります。


Q17 パソコンは入学時に使いこなせなければならないのですか。入学後にパソコンは必要ですか。
ANSWER 入学時にパソコンを使いこなせる必要はありません。人文学部においては、ワープロソフトや 表計算ソフトの使い方、インターネットを使った情報検索の方法等を半年間かけて学ぶ「データサイエンスⅠ」を開講しています。平成30年度(2018年度)の入学生からノートパソコン必携となっています。

Q18 パソコンの資格はとれるのですか。
ANSWER 人文学部の科目を履修するだけではパソコンの資格を取ることはできませんが、パソコンやインターネットに関する基礎的な知識や技能は習得することができます。人文学部では、1年次を対象とした「データサイエンスⅠ」という科目が、2年次を対象とした「データサイエンスⅡ」が開講されています。これらを通して、ワープロや表計算ソフト、インターネット等の基礎的な知識や技能に加えて、情報リテラシー、統計学とデータサイエンスを理解するための基礎を習得し、また、社会調査や統計学の基礎的な考え方とともに表計算ソフトの応用的な技能等を習得することができます。

Q19 福祉関係を学ぶことはできますか。また卒業論文のテーマに選んでもいいのですか。
ANSWER 学べます。社会福祉の講義を開講していますし、社会福祉について学ぶことができるゼミがあります。介護保険の問題について勉強している学生もいます。もちろん卒業論文のテーマに福祉関係のテーマを選ぶこともできます。

Q20 教養教育ではどのような授業科目があるのでしょうか。単位数はどれだけでしょうか。
ANSWER 本学の全学生が履修する「共通カリキュラム」は、「教養基盤科目」と「教養統合科目」に分けられ、前者は「アクティブ・ラーニング」や「外国語教育(英語)」、「異文化理解」(「ドイツ語」、「フランス語」、「中国語」など)、「健康科学」といった科目から構成され、後者は「グローバル化に対応できる人材育成」という理念を基に、3つの理解領域、すなわち「地域理解・日本理解」、「国際理解・現代社会理解」、そして「現代科学理解」から構成されています。
 文化学科は最低44単位、法律経済学科は最低40単位を取得することになっています。
 詳しくは、https://www.ars.mie-u.ac.jp/curriculum/curriculum/をご覧ください。

Q21 教養教育は4年間を通して学ぶのでしょうか。
ANSWER 教養教育については、卒業するまでの4年間で単位をそろえればよいことになっています。しかしたいていは、1年生と2年生の段階で教養教育分の履修をするのが普通です。そうしないと、専門の授業や卒業論文で忙しくなるので、たいへんになります。

Q22 教養教育の外国語科目には、どのようなものがありますか。
ANSWER 教養教育の外国語科目は、外国語教育の科目(英語)と異文化理解の科目(「ドイツ語」、「フランス語」、「中国語」など一般に未習外国語と呼ばれている科目)に分類されます。三重大学で は2021年度現在、異文化理解の科目として、「ドイツ語」、「フランス語」、「中国語」、「朝鮮語」、「ロシア語」、「スペイン語」、「ポルトガル語」が開講されています。

Q23 三重大学に入学するとTOEICの授業があると聞いたのですが。
ANSWER はい。三重大学では、入学者全員が4月にTOEICを受験し、その得点によって、前述の「英語ⅠTOEIC」を含む全ての英語の科目において、習熟度別のクラス編成を行っています。これによって、個々の学生のレベルに応じたきめの細かい教育が可能になりました。また、入学時において既に一定の英語能力(TOEIC 600点以上)のある学生は、必修の英語「英語ⅠTOEIC」の2単位が全て免除され、1年生のときからより高度な授業を受講する機会が与えられます。さらに、全学的な英語自習システムが導入されていますので、大学内あるいは自宅においてパソコンからのアクセスすることにより、いつでも自分の学力に応じた学習ができます。

Q24 人文学部の専門教育でも英語を学ぶことができるのでしょうか。
ANSWER はい。人文学部の専門科目としても、英会話や英作文の授業が開講されています。これらの科目は、専任の外国人教師及び非常勤外国人講師が担当しています。英語学習を希望する学生には、英語コミュニケーション能力をさらに伸ばす機会が、卒業時まで充分に確保されています。

Q25 英語以外の外国語はどうなっていますか。
ANSWER 標準的な履修方法では、「中国語」、「ドイツ語」、「フランス語」を教養教育で2年間学ぶことができます。「朝鮮語」、「ロシア語」、「スペイン語」、「ポルトガル語」は1年間学ぶことができます。

Q26 外国語会話に興味があります。関連する授業をいくつでもとれるでしょうか。
ANSWER 無制限に「いくつでも」受講できるわけではありません。会話という授業の性質上、多くのクラスで人数制限が行なわれています。また、外国語以外の必修の授業と重なって会話の授業がとれない場合もあるでしょう。それでも、時間割の工夫次第で、相当程度会話にウェイトを置くことが可能だと思います。

Q27 外国語の講義を受ければ、会話ができるようになりますか。
ANSWER 会話と名のついていない語学・文学の授業では、言葉の仕組みや言語芸術を研究する方法を学ぶので、必ずしも会話とは結びつきません。しかし外国語の文献を読むことによって、その言葉の性質を知り、単語力がつきますので、会話を学ぶ際の助けにはなります。会話ができるようになるには、会話の授業に出るのはもちろん、外国人教師と話す機会を積極的につくってください。

Q28 マスコミやメディアに興味があるのですが、どちらの学科がよいでしょうか。
ANSWER おおまかには、歴史学や文学など、人間の営為を根本に立ち返って研究したいのなら、人文学で(文化学科)、経済学や法学など、より実社会に近い諸現象を研究したいのなら、社会科学です(法律経済学科)。マスコミやメディアといっても、仕事のあり方は多様で、どちらがよいとも言えません。小説を書くことでも、法学の論理を活かすことができます。個人の関心や進路の内容、資格取得の必要性なども考えて、選択してください。

Q29 現代の社会について学びたいのですが、どちらの学科がよいでしょうか。
ANSWER おおまかには、歴史学や文学など、人間の営為を根本に立ち返って研究したいのなら、人文学で(特に文化学科)、経済学や法学など、より実社会に近い諸現象を研究したいのなら、社会科学です(特に法律経済学科)。しかし、現代の社会の問題といっても様々で、その成り立ちも複雑です。歴史的に考えなければならない事象もあることでしょう。要は、視点次第です。たとえば、人文学部ホームぺージの各学科のカリキュラムと教員紹介を見てください。どちらの学科に行けばどういう教員からどういう指導がうけられるか、ある程度のイメージはつかめるのではないかと思います。また開設科目表もホームぺージに掲載されています。 https://www.human.mie-u.ac.jp/gakubu/staff/index.html
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