現代経済コース 企業経営履修プログラム

教員紹介 法律経済学科 現代経済コース 企業経営履修プログラム

深井英喜(ふかい・ひでき)経済原論

写真

近年、社会に出て行こうとする人たちに見られるのは、「自分探し」への強い関心でしょう。この傾向はバブル経済がはじけた頃から強くなり、その意味で90年代末に大学学部を卒業した私も「自分探し」世代です。この傾向が強まった原因の1つに、それまで「人生の成功」とされていたモデルが崩壊し、激しく変化しつつある時代のなかで若い人たちが理想とする人生像を描きにくくなっていることがあると思います。こういう時代にこそ、社会の構成原理の根本を解 明する経済理論を知ることが、自分の今やるべきことを見つける一番の方法になります。経済学は、お金儲けの学問ではなく、社会の中に自分を見つける学問だと私は考えています。

後藤基(ごとう・もとい)マーケティング論

写真マー ケテイング論を担当しています。マーケテイングを一言であらわせば、企業活動の市場に対する創造的適応活動といえます。企業の目的は、顧客満足を果たすこ とにより、存続と成長、発展をしています。今日の成熟した経済は、消費者の求めるニーズも個々多様化しており、それだけに企業活動も単に商品をつくるだけ でなく、消費者の満足度を最高に高める創造的な製品つくりが求められています。大企業だけでなく中小企業や地場の企業においては特に重要です。こうした考 え方は、企業だけでなく、あらゆる産業においてマーケテイング活動は需要になっています。市場分析、製品計画、価格設定、チャネルの構築、プローモーショ ン活動など、マーケテイングの技法だけでなく、理論として理解し、あらゆる場面に応じて適応することが必要だと考えています。

野崎哲哉(のざき・てつや)金融論

写真

現代の経済社会にとって銀行はなくてはならない存在です。そもそも銀行は本業としての預金、貸出、為替の三大業務を行うことで、企業や個人の経済活 動に必要とされるマネーを取り扱っています。しかしながら、10年前から銀行の経営破綻が相次ぎ、日本経済は低迷を余儀なくされました。銀行の経営破綻の 直接的原因は巨額の不良債権の発生に伴う債務超過ですが、なぜ銀行が不良債権を生み出すような行動をとったのか、なぜ問題解決が長期化したのかなど検討す べき課題は山積しています。さらに現在の規制緩和政策、競争政策の下で、新たな銀行の経営破綻も危惧されています。「銀行業はいかにあるべきか」を考える ことが、現在の私の研究課題です。

森久綱(もり・ひさつな)日本経済論

写真

現在の日本経済が直面している様々な問題は、それぞれが独立しているのではなく、相互に複雑に関連しています。したがって、問題を一面的・時事的に 理解するのではなく、その関連性を紐解いていくことが必要です。講義では日本経済の発展過程、特にバブル経済前後の日本企業の動向に注目しながら、現在の 日本経済が直面する諸問題との関連性を考えています。また、資源循環型農業の構築における課題について、畜産部門を中心に研究しています。環境問題と食料 問題という、一見するとまったく異なった問題ですが、密接に結びついているだけでなく、私たちの生活に直接関連した問題であるため、大変興味深いテーマだ と思います。

 

青木雅生(あおき・まさお)経営学総論

写真

企業とは何かと問いかけると、多くの人が利益を追求する存在と答えます。しかしその一方で我々は日々の衣食住などのすべてをお金(貨幣)と交換で手 に入れています。その交換の相手は多くの場合企業で、現代の我々が生きていくうえで企業は欠かせない存在でもあります。そうした企業の社会的役割を踏ま え、企業や経営とはどういうものかを基本から学ぶことで社会を見る目を養い、自らの社会の中の役割を見つけられればよいのではないかと思います。そして、 これからの企業経営の課題としてテクノロジーとの関係は避けて通れません。本当に社会や人々に役立つ研究開発を通じた新しい製品・サービスを生み出すこと ができ、かつ地域に根ざした企業が力強く存続できる道を思索しています。

堀内義隆(ほりうち・よしたか)経済史

写真

どんな人でも組織でも、ある与えられた環境の中で生まれ、成長し、死んでいきます。経済史は、個人や企業などを取り巻く経済的環境がどのような過程 を経て形成され、どのような特質を持っているのか、またそのような経済環境が個人や企業の行動にどのような影響を与え、どのような要因によって変化するの かということを、比較的長い時間の中で考察する学問です。私が研究しているのは、日本を含めた東アジア経済の近代化の歴史です。東アジアはこの百年余りの 間に急速に工業化が進み、世界経済の中で重要な地位を占めるようになりましたが、何がそのような急速な発展を可能にしたのか、またその過程で失われたもの は何か、といったようなことに関心があります。

 

森原康仁(もりはら・やすひと)多国籍企業論

morihara.jpg“グローバリゼーション”は耳にタコができるほどありふれた言葉になりましたが、実はこの言葉それ自体を云々してもグローバル化の実態を理解できるわけではありません。とくにたいせつなことは、“だれが”こうしたプロセスを進めているかという視点です。私が担当している「多国籍企業論」は、グローバル化を進める主役のひとりと言ってよい、グローバルに活動する巨大企業を分析しています。ここでは、狭義の経営現象だけではなく、産業やマクロ経済にあたえるかれらの影響も分析の対象になります。グローバル化のもうひとりの主役は“人びと”です。巨大企業のグローバル展開を分析することで、常のグローバリゼーション表象とは異なった像を結びうる――この点も「多国籍企業論」の醍醐味です。