大学院生　2001年度卒業　アジア・オセアニア研究

私は、中国政府奨学金の奨学生として、中国の広東省にある中山大学に留学しています。ここ中山大学では初級～高級の９つのレベルに分けられて授業が 行われています。講師の先生たちは教え慣れたベテランの先生たちが多く、聞き取りやすく解りやすい授業を受けることができます。初級は英語、中級以上は中 国語での講義です。また、広東語を勉強することのできる「広東語班」もあり、こちらは中国語で講義が行われています。留学生は韓国・日本・インドネシア・ ベトナムからの学生が主で、ほかにはロシア、オーストラリア、南米、ヨーロッパなど、さまざまな人種が一緒に勉強をしています。

お互いの 国の文化や習俗を紹介しあうことで交流を深め、また共通言語の中国語を使うことで言語の上達にもつながり、毎日楽しく学習しています。留学してみると、自 分が日本人であるということについて考える機会が増えました。日本という国の文化を、それを知らない人たちに伝えることは、難しくかつ非常に楽しいことで す。今までよりもさらに自分の国を理解することができるようになったということは、留学で得た大きなものの一つだと思います。