新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2020年度前期(9月まで)は出前授業の実施を停止しております。
10月以降の出前授業については、7月6日より受付を開始しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大をうけ、8月17日より、現在出講が決定している高校を除き、新規の出前授業の受付を停止させていただきます。
何卒、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
概要:
三重大学人文学部では、所属教員が行っている研究の成果を、本学部への進学を希望する地元の高校生の方々に紹介する機会を設けています。
出前授業をご依頼される場合、まず依頼書ファイルをダウンロードして頂き、必要事項をご記入の上、下記の連絡先までFAXあるいは電子メールでお送りください。その上で、電話ないし電子メールにてお問い合わせお願いいたします。教員の本務等に支障をきたす可能性があるため、遠方からのご要請はお断りしております。
近年、出前授業依頼件数が増加し、すべての依頼に応じることが困難になってきました。そのため、1校につき、教員派遣は2名までとさせていただきます。また、本学部への近年の進学状況等によっては、ご依頼をお引き受けすることができない場合があります。
高大連携事業や大学見学、入試説明会などにつきましては、アドミッションセンターにお問い合わせください。
お問い合わせ先
〒514-8507 津市栗真町屋町1577 三重大学人文学部チーム総務担当
TEL:059-231-9196 FAX:059-231-9198 e-mail:hum-somu@ab.mie-u.ac.jp
2020年度出前授業メニュー
受講者数に関する表示が無い場合は、受講者数にこだわらないことを意味します。
文化学科
分野・教員名 | テーマ | テーマ概要 |
---|---|---|
哲学・思想 | ||
遠山 敦 | 人はなぜ歌うのか―本居宣長を手懸かりに― (受講者上限:100名) |
喜びにつけ、悲しみにつけ、人は歌を歌う。しかしそもそも、なぜ人は歌うのだろうか。本講は、独自の人間観や世界観から人が生きる意味について問いかけた松阪の国学者本居宣長の思想を手がかりに、その謎について考える。 |
久間 泰賢 | 大乗仏教の起源を考える | 大乗仏教は、インドでどのようにして生まれたのでしょうか。頭の良いお坊さんが考えたのか、それとも在家信者が起こした運動なのか。本講義では、大乗仏教の起源に関する代表的な説をいくつか取り上げて解説します。 |
田中 綾乃 | 木の葉は本当に緑色なのか?~哲学のはじまり~ | 「木の葉が緑に見える」のは、「木の葉が緑である」からなのか?このような素朴な疑問から哲学は始まります。18世紀のドイツの哲学者・カントの認識論を中心にしながら、近代の西洋哲学の特徴をわかりやすくレクチャーします。 |
薄井 尚樹 |
思考実験と哲学 |
「心」や「自由」といったヤッカイな考えを明らかにするために、想像力をはたらかせて現実から少し離れた事例を考えてみることを「思考実験」と呼びます。この思考実験を通じて哲学という学問に触れてみましょう。 |
ことばの科学 | ||
大喜 祐太 | ことばを通して見るヨーロッパ -スイスの事例を中心に | 文化や歴史を深く学ぶために,その地域のことばについて理解することは欠かせません。特にさまざまな国々が陸続きで接しているヨーロッパでは,言語や方言の違いがある地域の特徴を捉える一つの手がかりとなります。地域の特徴は,言語学という方法論を用いるとどのように見えてくるのか。多言語国家であるスイスを例にして,このことについて考えていきたいと思います。 |
服部 範子 | 音声から見た英語の世界―日本語との比較を交えて | 音声はふつう聞くものですが、ソフトウエアを用いて音を可視化することによって、従来とは異なる角度から英語の音声について考察します。あわせて英語圏、とくにイギリスの文化の一端も紹介したいと思います。 |
松岡 幹就 | 人間言語の文法について | 人間の言語は、発音や単語などについては多様なように見えますが、私達が普段意識していない文法については、多くの共通点があります。日本語と英語の比較を通してその実例を見ると共に、その要因について考えます。 |
日本語・日本文学 | ||
川口 敦子 | 室町時代の日本語 | 古語から現代語への転換期である室町時代末期~江戸時代初期の日本語の特徴について、文法や語彙、音韻などの側面から、当時の資料を使って具体的に紹介します。 |
日本語をローマ字で書くということ-キリシタン資料から訓令式まで- | 日本語のローマ字の歴史について、近世のポルトガル式やオランダ語式から近代以降のヘボン式、日本式、訓令式まで概観し、日本語をアルファベットで表記することの意義について考えます。 | |
吉丸 雄哉 | 忍者像の形成と変遷 | 現在われわれがイメージする忍者像はフィクションの流布を経て形成されていったものです。どのような過程で忍者像が形成され、また現在に至るまでどのような変遷をしていったかお話します。 |
中国語・ 中国文学 | ||
濱田 武志 | 漢字の「読み方」から見る言語の関係史 | 「音読み・訓読み」は、日本語が漢字や中国語を取り込もうとしてきた、長い歴史の中で生まれたものです。漢字の「読み方」を出発点として、中国語を中心とする東アジアの言語交流の歴史を見渡します。 |
湯浅 陽子 | 中国古典詩の多様性 | 中学・高校の教科書で取り上げられることが多い杜甫や李白などの盛唐期の作品に限定されない、様々な時期・時代の作品を読み進めることで、中国の古典詩の豊かな世界に触れ、中国の古典文学への理解を深める。 |
湯浅 陽子 | 杜甫の生涯と後世における評価について | 杜甫は、中国を代表する詩人として現代に及ぶまで高い評価を得ているが、その生前には全く無名の存在であった。この授業では、杜甫の生涯をたどりつつその作品を読み進め、その作風の特色について検討し、さらに後世における評価の変化について考える。 |
湯浅 陽子 | 白楽天の葛藤-ふたつの生き方の間で-て | 「長恨歌」の作者として知られる白楽天(白居易)は、他にも様々な詩文を残している。この授業では、それらのなかで繰り返し表現される、官職に就いて社会に貢献する生き方と、個人的な生活中での満足を追求する生き方との間での葛藤について考える。 |
英米文学 | ||
小田 敦子 | アメリカ文化の源流:エマソンの「自己信頼」 | アメリカ文化といえば、ディズニーランドやUSJがまず思い浮かぶかもしれませんが、19世紀の日本人が見たアメリカにもよいものがあります。多くの人を魅了した言葉、"self-reliance"について考えてみます。 |
田畠 健太郎 | アメリカの(短い)モダニズム文学を読む |
アメリカのモダニズム文学者たち(ヘミングウェイ、ウィリアムズ、パウンドなど)の(全体で数語~数行ほどの)かなり「短い」作品を原文で読み、先鋭的なモダニズム文学を英語で直接感じてもらう入門的な授業です。 |
ドイツ文学 | ||
菅 利恵 | 両性具有のファンタジー (受講上限:60人程度) |
女とはなにか、男とはなにかということについては、古来様々な考えが紡がれてきました。ヨーロッパにおける性差をめぐる想像力の展開を、両性具有のモチーフに注目して見てみます。 |
フランス語・比較文化 | ||
Thierry GUTHMANN | 言葉と国家 | 『最後の授業』という日本でも知られている短編小説の批判を通じて言葉と現代国家の形成について考えてみたい。 |
歴史学・ 考古学・ 美術史 | ||
小澤 毅 | 古代の測量と都づくり | 江戸時代以降の測量技術に関する資料は比較的豊富ですが、それ以前は不明な部分が多く、世間では誤解も散見します。古代の道路や都づくりのようすから、当時の方位測定法などを再考したいと思います。 |
塚本 明 | 熊野古道と江戸時代の旅人たち | 世界遺産となった熊野古道に、江戸時代にはどのような旅人が通り、道沿いの地域社会といかなる関係を持っていたのかを考えます。 |
山田 雄司 |
忍者の世界 |
忍者はどのような活動をしていたのか、三重大学で取り組んでいる忍者研究の最新成果をお伝えします。 |
酒井 恵子 | 科挙 ―エリート官僚への道― | 前近代中国で千年以上続いた「科挙」は、エリート官僚を選抜する超難関試験です。この科挙が人々の生活に与えた影響、社会の変化についてみていきます。 |
野村 耕一 | イデオロギーの歴史学 (受講者上限:30名) |
歴史学において、イデオロギーは研究対象であると共に、自己を規定するものでもある。かかる意味での歴史学とイデオロギーとの関係性について、受講者との討論形式で考えてみたい。 |
森脇 由美子 | ヒーローから見たアメリカの歴史―19世紀ニューヨークの社会― | 今ではあまり語られることのない19世紀のアメリカ民衆のヒーローを紹介します。スポーツや舞台などで活躍した彼らはなぜ人々を惹きつけたのか。ヒーロー像を通して、普通の人々が生きた社会の現実に接近します。 |
アメリカにおける自然観―ウィルダネスから自然保護へ | アメリカ人にとって「自然」とはどのようなものだったのか。入植時から20世紀初頭まで、アメリカにおける自然観の変化を明らかにしていきます。 | |
藤田 伸也 | 美術における「日本的」とは何だろう | 日本の美術と中国や西洋の美術との違いを作品のスライドを見ながら考えます。何となく日本的だと思っていることは本当に日本独特の性質でしょうか。美術作品から日本の歴史と文化の特徴を見てみましょう。 |
社会学・文化人類学 | ||
永谷 健 |
人材選抜の社会学 |
入学試験や入社試験のような「人材のより抜き」が何度もつづくことから、現代社会は「選抜社会」であると言われています。この授業では、現代日本の人材選抜がかかえる諸問題について、社会学の視点から考えます。 |
村上 直樹 | 現代思想における人間像 (受講者上限:30人) |
人間は身体と心からできている。これは、ほとんどの人が持っている常識である。しかし、この常識をくつがえすような人間像が、現代の思想家たちによって示されている。そうした人間像がどのようなものかを解説する。 |
江成 幸 | 多文化共生を考える |
国境を越える人の移動が活発な現在、多文化社会のあり方を考えることは、世界共通の課題といえるでしょう。日本の身近な地域で取り組まれている「多文化共生」について、三重県の事例をもとに理解を深めます。 |
立川 陽仁 | 経済の人類学--贈与と交換 (受講者上限:40〜50人程度) |
日々われわれはだれか他人にモノを与え、その代わりになにかをもらっている。このようなやりとりは、そのモノが欲しいからおこなっているのかというと、どうやらそうではなさそうだ。この授業では、こうした贈与や交換にひそむもっと重要な原理について説明する。 |
政治の人類学 (受講者上限:40〜50人程度) |
政治の本質は「人を突き動かすこと」。ならば、たとえば夫が妻に小遣いをあげてもらおうと工夫することもまた「政治」なのである。では、こうした政治はいかに達成させられるのか。本授業では、こうした政治を達成する1つの手段である「取引」について概説する。 | |
深田 淳太郎 | 家族の人類学 (受講者上限:50人) |
「父と母がいて私と妹がいる。それが私の家族。」という当たり前の発言は、意外に他言語、他文化に翻訳するのが難しい。「父」や「母」の意味は文化・社会によって異なるのである。血がつながっていない「父」、複数人の「父」、女性の「父」、亡霊が「父」。世界中の「家族」を見ることを通して人間社会の多様性を学ぶ。 |
文化・環境・地理学 | ||
安食 和宏 | エビはどこからやって来る?―私たちの食卓と東南アジアの環境問題― | 私たち日本人が大好きなエビは、どこから運ばれてくるのでしょうか? その多くを生産しているのは東南アジアの国々ですが、エビ養殖の発展によって、マングローブ林破壊などの問題も生じてきました。私たちの食が他国の環境問題にまでつながるという関係について、地理的に考えてみます。 |
異文化を理解する地理学-東南アジアの大都市の仕組み- | 東南アジアには、普通の感覚で想像できないような「美しい」大都市があり、同時に「混沌とした」大都市もあります。これらの大都市の仕組みと都市住民の生活について、地理的な視点から考え、異文化を理解する思考を養います。 | |
中川 正 |
社会の法則を探る |
日常生活には多様な法則があふれています。三重大学に入学した学生たちは、身近なところに存在する「法則」を発見し、その要因を説明し、実生活に応用するという「法則探検」を通して、社会科学をどのように役立てるかを考えています。その一端を授業で説明し、大学での学習方法を紹介します。 |
森 正人 |
ディズニーランドと現代社会 (受講者上限:70名) |
ディズニーランドは日本人に大人気のテーマパークです。そこには夢や希望があると語られます。ディズニーランドは入念な仕掛けでもってこのような空間を作り、管理しています。どのような魔法が仕掛けられているのでしょうか。そしてディズニーランドの空間はどのような形で現代の社会の中に浸透しているのでしょうか。当たり前の価値観を問い直す必要性を考えたいと思います。 |
北川 眞也 | グローバル化とは何か?ー人文地理学の立場からー | グローバル化は、地球規模での人やモノの移動や往来が著しく容易になってきたさまを表しています。ただ、それはローカルな文化の独自性にとっての脅威としても語られています。人文地理学という学問なら、この問題をどう考えられるでしょうか。 |
図書館・情報学 | ||
三根 慎二 | 科学と図書館 | この授業では,研究者が行っている研究活動やコミュニケーションの特徴とそれらの活動に大学図書館がどのように関わっているのかを最新の事例とともに説明します。 |
法律経済学科
分野・教員名 | テーマ | テーマ概要 |
---|---|---|
法政・統治システム | ||
麻野 雅子 | 民主主義と自由(受講上限:約40人まで) | 民主主義とはどういう仕組みで、自由とどういう関係にあるのかを、古代ギリシアの民主主義と現在の民主主義を比較しながら、考えていきます。(受講生に世界史の基礎知識があることが望ましい。) |
岩崎 恭彦 | 暮らしのなかの権利を考えてみよう―地方自治論という視点から― | 住民に身近な行政はできる限り自治体にゆだねようとする地方分権が進展していくなら、私たちの日常生活と地方自治との関係は、ますます密接なものとなっていくでしょう。暮らしのなかの権利とのかかわりで、地方自治のあり方を一緒に考えましょう。 |
法は環境をまもれるか―環境問題と法律学― | 環境をまもるために、どのような問題を解決する必要があるのでしょうか。法は、それらの問題にどのように対処してきたのでしょうか。果たしてそれで十分だったのでしょうか。これらの問いへの解答を模索し、環境問題を法的に考えるきっかけを提供します。 | |
樹神 成 | 公務員の仕事 | 市には市役所があります。市役所の1階には、「市民課」や「福祉課」があるはずです。県には県庁があり、そして、国には、〇〇〇〇省という名前の組織があります。どうしてでしょうか。そこではたらく公務員は何をしているのでしょうか。企業で働くのと何が違うのでしょうか。市と県と国はどう関係しているのでしょうか。公務員の仕事は市民の生活、そして政治とどう関係するのでしょうか。 |
古瀬 啓之 |
国際政治のフレームワーク |
平和・安全保障をめぐる国家間関係の枠組みを、「リアリズム」「リベラリズム」という二つの概念を中心にして解説します。 |
前田 定孝 | 大災害のときに、行政はどんな役割をするのだろうか | 東北地方太平洋沖地震津波と東京電力福島第一原発の事故による大災害から、今にいたるも多くの地域住民が立ち直ることができないでいる。それでは、国民はこの国に何を託し、政府・自治体にはいかなる責務があるのか。このことを広報的な論理を通じて考える。 |
内野 広大 | 丸刈り強制校則は、生徒の幸福追求権を侵害するか? | 人は決まりがあるとそれに従わない人を非難してしまいます。丸刈り強制校則の場合も同様でした。校則に真摯に反対する生徒には、そうした人の弱さに抗するための救いの糸はないのでしょうか。「幸福追求権」を手がかりに考えます。 |
法政・生活法システム | ||
上井 長十 | 民法という法律の意義と考え方 (受講上限:70~80人程度) |
我が日本の民法は基本的に個人の所有と私的自治の実現を図ることを目的とする。同目的を実現するにあたって、どのような体系的思考を我が民法では構築しているのかを考察することが講義の目的である。 |
稲垣 朋子 | 親子関係を定めるルールとは?~生殖補助医療をめぐる問題を考える~ | 親子関係は、どのようにして決まるのでしょうか。「遺伝的なつながり」だけでしょうか。法的親子関係を定めるルールを学び、生殖補助医療をめぐる課題について考えてみましょう。 |
高橋 秀治 | 社会契約論と現代 | 17世紀のイギリスは2つの革命を経験しましたが、そこで主張された社会契約論をもとにして、日本を含む先進諸国は構成されています。社会契約論の考え方を説明しながら、それが今の時代にどんな影響を及ぼしているか、考えてみます。 |
田中 亜紀子 |
刑罰とは何のためにあるのか
|
刑を執行する場所とされる刑務所などで罪を犯したとされる人に対して何が行われているのかを説明した上で、受講者と一緒に「刑罰とは何のためにあるのか」を考えます。 |
身近な犯罪について考える | 万引き、いじめ、痴漢などの性加害といった、比較的身近な犯罪のいずれかを取り上げ(授業時間によりどれを取り上げるか判断します)、その現状や対策、残された課題について説明した上で、受講者と一緒に被害者支援や犯罪防止策について考えます。 | |
名島 利喜 | 「株」の話 (受講上限:約50人まで) |
世間では「株で儲けた」とか「株で損した」とか言ったりすることがある。株は何だか胡散臭い。しかし、そもそも「株」とは何なのか?というような話です。 |
藤本 真理 | 非正規社員と正規社員は、何が違って何が同じか? | 「正社員」と「非正規社員」の間には、どんな違いがあるだろうか。その違いは許容されるものか、だとすれば理由は何か。二つの働き方を法的な観点から観察し、両者が違ってよい限界はどこにあるかを考えよう。 |
ワークライフバランス-社会と職場と家庭の関係 | あなたの理想の「25歳の自分」、「30歳の自分」はどんな姿だろうか。仕事と何かを両立する、仕事に打ち込む、プライベートを優先する...さまざまな生き方を尊重し実現するには、どのような社会の仕組みが必要かを考えよう。 | |
現代経済・企業経営 | ||
青木 雅生 | よい会社わるい会社とは――企業論入門 | 企業(会社)とは何か、ということを、「よい会社とは?」と問うことを通じて考える。企業の概念を検討した上で、マネジメントとはどのようなことであるかなどを通じて企業の社会的役割について考察する。企業はたんに利益を追求するだけではなく、社会的分業を担う主体でもあることなどを知ることを目指す。 |
岩田 一哲 |
企業で働く従業員のストレス |
企業で働く従業員のストレスが高まることは、 |
野崎 哲哉 | お金って何?-マネーゲームのからくり- | 現代経済社会で重要な役割を果たしているマネー。ただし、その管理を誤れば金融危機を引き起こしてしまいます。本授業では、現下のアベノミクスの金融緩和の解説を中心にマネーゲームの危険性を説明し、大学での金融論の学び方を解説します。 |
深井 英喜 | 経済学を使って憲法の国民の三大義務を読む―経済学の課題は「お金儲け」ではない | 経済学はお金儲けの学問ではなく、社会の再生産の構造やその機能について考察する学問である。この経済学の本当のテーマを高校生に知ってもらうことを目的にしている。その題材として、国民の三大義務を理論経済学によって解説する。 |
若年労働問題に見る「個人問題」と「社会問題」~経済学とは何か?~ | 経済学の基本的な"考え方"について解説することが目的である。社会現象を経済学的に考察することが、自分自身の社会認識に影響することを体験してもらい、大学で学ぶことの意義についても体験してもらえると期待している。 | |
堀内 義隆 | なぜ貧しい国と豊かな国があるのか─経済の発展とは何か─ | 世界には数多くの国がありますが、豊かな国と貧しい国の間にはとても大きな所得格差があります。この授業では、この格差の歴史を学びながら、経済発展のしくみについて考えます。 |
森 久綱 | 持続可能な社会システムを考える――食品循環資源リサイクルからの接近―― | 日本が輸入する穀物は年間2500万tに達する。その一方で食品廃棄物が年間2000万t発生している。この矛盾は、環境問題として、また食料問題として私たちの生活に影響を及ぼしている。持続可能な社会へどのような転換を図ればよいのか。食品循環資源リサイクルから考えてみたい。 |
現代経済・地域経済 | ||
朝日 幸代 | 地域の観光と自然環境を考える-経済学の視点から- | 本授業では、観光と環境の関係を示すために、学問としては環境経済学をベースに行う。自然環境の保全政策、観光資源の価値を理解する内容を提示した上で、観光資源に対する環境政策や環境への取り組みを利用した事例を紹介する。 |
落合 隆 | ゲーム理論入門 | ゲーム理論とは複数の意志決定をする主体が、その意志決定に関して相互作用する状況を研究する理論です。授業では簡単なモデルを使い、合理的な主体がどのような選択を行うのかを考えます。 |
川地 啓介 | 日本の財政は大丈夫? | 財政の問題に関心を持つか否かに関わらず、そのツケは将来の日本を支える世代(高校生)にまわってきます。本授業は、日本の財政は持続可能なのかという問題に対して、受講生が関心を持ち、自ら考えるための「材料」をわかりやすく提供することを目的としています。 |
豊福 裕二 | 日本の住宅とアメリカの住宅-経済学の視点から- | 持ち家といえば新築住宅にこだわる日本と、むしろ中古住宅から始まって何度も住み替えるアメリカ。日米の異なる住意識の背景を、経済学的な視点から探るとともに、これからの日本の家づくりの課題を考えます。 |
諏訪 克之 | 社会保障を考える | 少子高齢化が進む中で、社会保障のあり方が問われています。身近だけど実はよく知らない社会保障の内容や役割を、自分の問題として一緒に考えてみましょう。 |
嶋 恵一 | 数理ファイナンスへの招待 | 経済学は観察される経済取引や個人の行動を研究対象として、その合理的な解の存在や、不合理な行動の理由を突き止める学問です。特に金融、ファイナンス分野は数値としての分析対象が多いため、豊富な数学理論と実証結果があります。授業ではその幾つかを説明します。 |
洪 性旭 | ソーシャルビジネスとは何か | 様々な社会的課題にビジネスの手法で取り組む「 |