人文学部の公開講座は、1986年9月に、生涯学習の機会を提供し、市民生活の向上に寄与することを目的として開講されました。人文学部の教員の研究の実績を活かし、地域の方々にその成果を還元するとともに、教員も地域の方々から多くのことを学ぶ機会となっています。2023年度公開講座・公開ゼミの詳細は下記をご覧ください。
2023年度人文学部公開講座のご案内
2023年度三重大学人文学部公開講座のご案内
開講予定講座
亀田夕佳「源氏物語の手習―紫の上の幼少期を中心に―」(10月6日〔金〕) |
林英哉「『ハイジ』で知るヨーロッパ――文学とアニメで描かれた社会・文化・歴史」(10月11日〔水〕) |
亀田夕佳「源氏物語の手習―紫の上の晩年を中心に―」(10月13日〔金〕) |
小澤毅「初期の天皇はなぜ長命か」(10月18日〔水〕) |
畠中茉莉子「私たちは〈いかなる相手〉とコミュニケーションできるのだろうか?:前近代のヨーロッパ社会における事例から考える」(11月24日〔金〕) |
※いずれの講座も対面形式での実施となります。なお、新型コロナウイルス感染症の流行状況によっては、受講定員を制限する可能性やオンライン形式での開講に変更する可能性があります。
ご案内
対象 |
市民一般 住所は問いません。 |
受講料 |
無料 複数の講座にお申し込みいただけます。 |
場所 |
三重大学人文学部校舎(対面形式) |
申込方法 |
オンラインまたは電話 |
定員 |
制限はありませんが、受講にはお申し込みが必要です(申込者が3名未満の場合は、開講しないことがあります)。 |
申込期間 |
(オンライン)現在~各講座の開講日の5日前まで (電話)9月4日(月)~各講座の開講日の5日前まで |
申込先 |
オンライン (申込ページのURL→https://forms.office.com/r/ ※申込ページでの登録後に、自動返信メールを配信します。万が一、自動返信メールが届かない場合は、下記問い合わせ先までお知らせください。 オンラインでの申し込みが難しい場合は、電話にてお申し込みいただけます。 電話 059-231-6991(三重大学人文学部チーム総務担当) ※電話での申し込みの際には、「お名前・ふりがな」「連絡先(電話番号)」「整理番号または希望する講座の題名」をお伝えください。 |
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問合せ先 |
三重大学人文学部チーム総務担当 (受付 平日 9 時~16 時) 〒514-8507 三重県津市栗真町屋町 1577 |
(電話 059-231-6991・231-9195 FAX 059-231-9198) |
※新型コロナウイルス感染症の流行状況によっては、オンライン形式での実施に変更する可能性があります。オンライン形式に変更の場合、パソコン(資料配付の関係でスマートフォンは不可)にてZoomが利用できることが受講の条件となります。
2023年度 人文学部
公開講座 開講のご案内
三重大学人文学部は、毎年、市民の皆さまを対象に「公開講座」を開講しております。今年度は、対面形式にて、以下の5講座を開講予定です。複数の講座の受講も歓迎いたしますので、どうぞ奮ってご参加下さい。
整理番号 |
講師名 |
題名と概要 |
日時 |
1 |
亀田夕佳(人文学部特任准教授) |
「源氏物語の手習―紫の上の幼少期を中心に―」 源氏物語には、しばしば女性が文字を書く「手習」の場面が描かれます。今回は、幼少期の紫の上が「手習」によっていかに学んだのかを丁寧に読み解きます。 |
10月6日(金) 13時00分~14時30分 |
2 |
林英哉(人文学部特任准教授) |
「『ハイジ』で知るヨーロッパ――文学とアニメで描かれた社会・文化・歴史」 アニメやCMで有名な『アルプスの少女ハイジ』は、物語の舞台である19世紀のヨーロッパ社会を色濃く反映した作品です。ヨーロッパの社会・文化・歴史がそこでどのように描かれているか、一緒に考えてみましょう。また、『ハイジ』のアニメの日本語版とドイツ語版の比較も行います。(入門的) |
10月11日(水) 13時00分~14時30分 |
3 |
亀田夕佳(人文学部特任准教授) |
「源氏物語の手習―紫の上の晩年を中心に―」 平安時代の女性は「手習」によって、文字や和歌を学びました。今回は、紫の上の晩年の姿から、その学びがいかに重要であったかを丁寧に読み解きます。 |
10月13日(金) 13時00分~14時30分 |
4 |
小澤毅(人文学部教授) |
「初期の天皇はなぜ長命か」 記紀によると、初期には寿命が100歳を大きく超える天皇が多数存在します。これらは、初代神武天皇の即位を古くおいたための年紀の延長とみられますが、記された天皇の寿命はまったくの虚構だったのでしょうか。暦や宮中行事との関係から考えます。(入門的) |
10月18日(水) 13時00分~14時30分 |
5 |
畠中茉莉子(人文学部講師) |
「私たちは〈いかなる相手〉とコミュニケーションできるのだろうか?:前近代のヨーロッパ社会における事例から考える」 かつてのヨーロッパ社会では、コミュニケーションを取り、信頼を築く相手は必ずしも人間ばかりではなかった。〈いかなる相手〉となら、私たちはコミュニケーションが出来るだろうか。本講座ではこの問いを、社会学の観点から考える。(入門的) |
11月24日(金) 14時40分~16時10分 |