地域連携
公開講座
人文学部の公開講座は、1986年9月に、生涯学習の機会を提供し、市民生活の向上に寄与することを目的として開講されました。人文学部の教員の研究の実績を活かし、地域の方々にその成果を還元するとともに、教員も地域の方々から多くのことを学ぶ機会となっています。2024年度公開講座・公開ゼミの詳細は下記をご覧ください。
2024年度人文学部公開講座のご案内
開講予定講座
安食和宏 世界遺産登録20周年を迎えた熊野古道の活用と保全―これまでの経験、今後に向けての課題―(10月2日〔水〕) |
開信介 戦前期探偵小説と幻想文学(10月15日〔火〕) |
中西志門 ゲルマン言語学入門―英語とドイツ語の比較を通じて―(10月22日〔火〕) |
亀田夕佳 ①源氏物語と〈手習〉―浮舟の人生に即して(その1)―(11月22日〔金〕) |
亀田夕佳 ②源氏物語と〈手習〉―浮舟の人生に即して(その2)―(11月29日〔金〕) |
白坂彩乃 ドイツ語圏の文学における愛(12月10日〔火〕) |
※いずれの講座も対面形式での実施となります。
ご案内
対象 |
市民一般 住所は問いません。 |
受講料 |
無料 複数の講座にお申し込みいただけます。 |
場所 |
三重大学人文学部校舎(対面形式) |
申込方法 |
オンラインまたは電話 |
定員 |
制限はありませんが、受講にはお申し込みが必要です(申込者が3名未満の場合は、開講しないことがあります)。 |
申込期間 |
(オンライン)現在~各講座の開講日の5日前まで (電話)9 月 2 日(月)~各開講日の5日前まで |
申込先 |
オンライン ※申込ページでの登録後に、自動返信メールを配信します。万が一、自動返信メールが届かない場合は、下記問い合わせ先までお知らせください。 |
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オンラインでの申し込みが難しい場合は、電話にてお申し込みいただけます。 電話 059-231-6991(三重大学人文学部チーム総務担当) ※電話での申し込みの際には、「お名前・ふりがな」「連絡先(電話番号)」「整理番号または希望する講座の題名」をお伝えください。 |
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問合せ先 |
三重大学人文学部チーム総務担当 (受付 平日 9 時~16 時) 〒514-8507 三重県津市栗真町屋町 1577 |
(電話 059-231-6991・231-9195) |
2024年度 人文学部公開講座 開講のご案内
三重大学人文学部は、毎年、市民の皆さまを対象に「公開講座」を開講しております。今年度は、対面形式にて、以下の 6 講座を開講予定です。複数の講座の受講も歓迎いたしますので、どうぞ奮ってご参加下さい。
整理 番号 |
講師名 |
題名と概要 |
日時 |
1 |
安食 和宏 |
世界遺産登録20周年を迎えた熊野古道の活用と保全 ―これまでの経験、今後に向けての課題― 三重県南部の歴史街道である熊野古道(伊勢路)は、今年世界遺産登録20周年を迎えた。この20年を振り返り、熊野古道の活用と保全がどのようになされてきたのか、どのような特徴があるのかをまとめて述べる。そして、今後に向けての課題を整理して、私たちは世界遺産とどうつき合えばよいかを考えてみたい。 |
10 月 2 日(水) 14 時 40分 ~ |
2 |
開 信介 |
戦前期探偵小説と幻想文学 まず明治から昭和戦前期探偵小説の流れを黒岩涙香、江戸川乱歩を中心に概観する。そして謎の論理的解決に主眼を置く本格探偵小説と幻想怪奇的な変格探偵小説をめぐる論争、後者がいかにして戦後の幻想文学に接続されていったか、さらに探偵小説と幻想文学の類似性について考察する。 |
10 月 15 日(火) 16 時 20分~ |
3 |
中西 志門 |
ゲルマン言語学入門―英語とドイツ語の比較を通じて― 英語とドイツ語の比較を通じて、ゲルマン諸語の特徴に迫ります。いずれもゲルマン語派に属す英語とドイツ語の共通点と相違点を知ることによって、現在のような言語状況が生まれた背景、言語の歴史と変化をご紹介します。 |
10 月 22 日(火) 16 時 20分~ |
4 |
亀田 夕佳 |
①源氏物語と〈手習〉―浮舟の人生に即して(その1)― 源氏物語が最後に必要としたヒロイン浮舟は、「手習の君」と称されるほど、文字を学ぶこと(手習い)と密接なかかわりのある人物です。一回目では、その生きざまの前半を丁寧に読み解きます。 |
11 月 22 日(金) 10 時 30 分~ |
5 |
亀田 夕佳 |
②源氏物語と〈手習〉―浮舟の人生に即して(その2)― 物語では、浮舟が繰り返し「手習」を行う場面が描かれます。二回目では、特に後半の人生を取り上げ、物語が最後の女君として浮舟を選んだ理由を丁寧に読み解きます。 |
11 月 29 日(金) 10 時 30 分~ |
6 |
白坂 彩乃 |
ドイツ語圏の文学における愛 112世紀から20世紀にいたるまで、ドイツ・オーストリアの文学で描かれてきた多様な愛のあり方を、プラトンが『饗宴』で語った「エロース」の概念を手がかりに概観します。入門的な内容ですので、ドイツ文学に詳しくない方の参加も歓迎します。 |
12 月 10 日(火) 13 時 00分~ |