人文学部
人文社会科学研究科

研究

第6回「三重大学国際忍者研究センター 全国忍者調査プロジェクト調査報告」(後期)

三重大学国際忍者研究センター全国忍者調査プロジェクト調査報告」要旨

池ノ谷匡祐

 本講座では、「三重大学国際忍者研究センター全国忍者調査プロジェクト調査報告」と題し、これまでセンターで行ってきた全国の忍者資料に関する調査の成果を発表した。
 三重大学国際忍者研究センターでは、「全国忍者調査プロジェクト(通称=忍プロ)」と銘打ち、①伊賀地域における藤堂藩伊賀者の史料を中心とする調査、②全国各地に散見される忍者・忍術関連史料の調査、③海外に伝わる忍者関連資料の調査、の三点において調査・研究を進めている。
 その内①では、沢村家・曽我家・貝野家(伊賀市)、服部家(亀山市)の個人宅、及び伊賀市上野図書館において資史料の調査を行った。
 一方、②では、(1)徳川幕府の伊賀者、(2)藤堂藩から各藩に散った伊賀者、(3)探索・隠密・情報収集など忍び全般に関わるもの、(4)伊賀者以外の各藩の忍び、(5)忍術(武術)に関するもの、五種に分類し、茨城県立歴史館・弘前市立図書館・金沢市立図書館・福岡大学での調査史料の一覧を提示した。
 また、センターにおいて独自に収集した史料の一部を画像で提示した。
 今後は、①と②を平行しつつ、③も視野に入れ、調査を行っていく。

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