人文学部
人文社会科学研究科

教育

夏季FD講演会: システム要素としてのFDを目指して-FDの最先端と課題-

掲載日 2005年09月21日
発信元:人文学部FD委員会

京都大学高等教育研究開発推進センター助教授の溝上慎一先生を講師としてお招きし、夏季FD講演会を実施した。最初に溝上先生の所属されているセン ターの概要について説明があった後、大学教育改善の義務化・評価という方向性が定着するに至る現在までの大まかな流れと、各大学で実施されている様々な形 式のFD活動―FD講演会・ワークショップ、学生による授業評価、公開授業&授業検討会など―についての紹介が行われた。それに引き続いて、FDをシステ ムとして捉える視点が提案された。これは共通の教授学習観をベースとしつつ、カリキュラム・教員・学生・組織が有機的に結びつきながら個々の授業を活性化 させてゆくという考え方である。このシステムとしてのFDという理念を具体化している実例として、カリキュラム改革とFD活動の連動、もしくは小規模な自 主研究ゼミを行っている大学が紹介された。質疑では、授業評価の必要性・実施法・アンケートデータの運用法,及びFD活動のあり方そのものなどについて、 活発な意見交換がなされた。

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