教育
公務員試験体験記 :Yさん(男子)【A市役所】
公務員試験体験記
Yさん(男子)【A市役所】
私は大学入学時から公務員として働きたいと考えていたので、民間企業はほとんど受けませんでした。公務員試験は国家、地方と様々受験しました。私の体験記が少しでも参考になるとうれしいです。
勉強について私は精神力が弱いため独学では続かないと考え、学内の公務員講座を受講しました。そこでは、まず講義に出ることが大切だと感じました。講座で は一応、講義の内容をビデオに録って後で借りて見ることもできますが、録画仕切れてない部分も少なからずありますし、何より講義に出続けることで公務員試 験に対しての自分のモチベーションを維持することができると思います。
一次試験の勉強は、講義でやった部分を問題集で解き、分からない問題は解 答・解説やテキストで確認するという作業を繰り返し、問題集は各科目3~5回はまわしました。勉強時間は少ないときで3時間程度、多いときで9時間程度で したが、いずれにしろ苦手だった数的処理は毎回何問か解くようにしていました。私はあまり計画性のない性格なので、今日はこの科目をやろうとか、何時間や ろうということをあらかじめ決めて勉強することがなかなかできませんでした。その計画性のなさからか、夏休み中に勉強をサボりがちになり、秋ごろから焦っ て勉強しだしたというのが反省点としてあります。
また生協さん等で申し込める模擬試験はできる限りたくさん受けておいたほうが良いと思います。 隅々まで勉強して完璧だと思って望んだ模試でも、その合間をついてくる問題が多々出題されます。自分の苦手部分を見直すのと、問題集にはない新しい問題に 出会うことで更に力がつきます。実は、私は結局最後まで模試で合格点に達することはできませんでした。自分が思っていたより点数が取れないとだいぶへこみ ますが、本番の前にこの問題を解いておいて良かったと自分に言い聞かせて頑張ってみてください。
二次試験の勉強は、一次試験が終わってから本格 的に始めましたが、自己分析は日頃から意識してやっておく必要があると思います。私の場合は面接カードや履歴書に書いた内容を友人や三重大学の就職支援 チームの方達に添削していただいたりしました。また、実際の面接対策としては講座に含まれている面接対策講座に参加したり、自分で対策本を買って想定され る質問に対しての自分の考えをまとめたりしました。本番の面接では、聞かれたことに簡潔に答えることを意識しました。面接試験が始まったばかりの頃、私は 少ない時間の中で自分のことを分かってもらいたいという気持ちが自分を焦らせて、質問以上のことを余分にだらだら話していた気がします。そうなると逆に自 分の思いをうまく伝えることはできずに混乱する原因になります。実際に私はそのような試験で良い結果を得ることはできませんでした。おじさん達との会話だ と思って望むくらいが落ち着けて良いと思います。ある程度の緊張感は必要ですが。また情報収集はとても大切なので、志望先のホームページを頻繁にチェック して、時間があれば直接行って話しを伺ってみるのも良いと思います。
最後になりますが、公務員試験は内定までに長いスパンを要し不安になること も多々あるかと思います。そんなときは、ぜひ自分の足を使って動いてみてください。積極的に志望先の施設に足を運んでその雰囲気を味わってみたり、そこで 働く人の話を伺うことで気分転換にもなりますし、長い試験勉強を続けていくための動機が得られたりします。そして、周りの就活状況にはある程度鈍感になっ て、自分なりの勉強のスタイルを見つけて頑張ってください。応援しています。