人文学部
人文社会科学研究科

お知らせ

お知らせNews

三重大学人文学部・人文社会科学研究科に関するお知らせを掲載しています。

「地域研究フォーラム in 鈴鹿」を開催しました

人文社会科学研究科の授業科目「三重の文化と社会Ⅰ・Ⅱ」では、三重県の文化と社会を総合的に捉え、その特色を明らかにすることを謳っています。また、研究成果は報告書等にまとめるとともに、毎年異なる研究対象地域の市町において現地開催する「地域研究フォーラム」において発表することになっています。

2023年度受講者の大学院生4名は、鈴鹿市を現地発表会対象市町として設定(研究対象地域は北勢エリア)し、鈴鹿市政策経営部総合政策課の皆様のご協力のもと、「ジェネラルサーベイ(現地予備調査)」を実施しました。

大学院生4名(地域文化論2名、社会科学専攻2名)の研究成果は、2024年1月に『「三重の文化と社会」研究報告書 鈴鹿市・北勢地域の研究』としてまとめられ、1月28日(日)、鈴鹿市役所本館大会議室にて開催した「地域研究フォーラム in 鈴鹿」で、それぞれの専門領域から発表を行いました。

4名の発表タイトルは以下の通りです。

松山美穂子「上箕田遺跡出土の絵画・記号土器について」(考古学)

塩田奈実「近世の広域的舟運における白子廻船の役割」(歴史学)

王宜賓「鈴鹿市におけるブレジャーの可能性」(地域経済論)

王霊犀「災害時外国人居住者への情報発信に関する考察―鈴鹿市を事例に―」(地方自治論)

 本フォーラムには、鈴鹿市の末松則子市長はじめ、現地調査にご協力いただいた鈴鹿市役所の方々、及び一般の方々を含め約45名の来場者にご参加いただき、活発な質疑応答が行われました。

 地域文化論専攻の考古学、歴史学分野では、とりわけ地元の参加者から積極的なご質問と今後の研究の手がかりをいただきました。社会科学分野では、末松市長からも貴重なコメントをいただき、院生の研究ならびに鈴鹿市の行政双方にとって示唆に富む意見交換が展開されました。ご来場の皆様の積極的なご参加により、大変有意義な地域研究フォーラムを開催することができました。

藤田伸也研究科長による開会挨拶 /末松則子鈴鹿市長によるご挨拶  

  

大学院生による発表・質疑応答の様子

お知らせ一覧へ戻る
Page top