人文学部
人文社会科学研究科

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大学院

理念と目的

人文社会科学研究科の理念

人文社会科学研究科は、人文社会科学の諸分野における高度の専門知識に基づき、狭い専門領域にとらわれず、学際的、総合的な教育研究を行うことにより、複雑化、多様化する現代社会に柔軟に対応でき、創造的な知性と国際的な視野をもった研究者及び専門的職業人を育成することを目指す。

  • 地域文化論専攻の目的
    地域文化論専攻は、各地域に固有の文化を高度な専門性とともに学際性・総合性も視野に入れ、人文諸科学の様々な研究視点から探究することを教育研究の目的とし、地域文化の理解と発展等に指導的役割を発揮しうる人材を育成することを目指す。
  • 社会科学専攻の目的
    社会科学専攻は、社会の諸問題を社会科学の視点から高度な専門性と幅広い視野を持って考究することにより、地域社会に貢献することを教育研究の目的とし、地域における政策形成、企業活動等に指導的役割を発揮しうる人材を育成することを目指す。

内容

三重大学人文学部には大学院人文社会科学研究科(修士課程)があり、地域文化論専攻と社会科学専攻に分かれています。
入学定員は地域文化論専攻8名,社会科学専攻7名です。

専攻

講義の様子 地域文化論専攻では、歴史、哲学・思想、地理・地誌学、文化人類学、社会学・社会心理学、図書館・情報学、言語・文学を専攻することができます。所定の課程を修了すると修士(人文科学)の学位が授与されます。

社会科学専攻では、主に法律、経済、政治を中心に専門研究を進め、所定の課程を修了すると修士(社会科学)の学位が授与されます。

在籍者

現在の在籍者は以下のとおりです。(2023年5月1日現在)

地域文化論専攻1年次2年次
(修了延期者)
在籍者数 8

13
(7)

社会科学専攻1年次2年次
(修了延期者)
在籍者数 3 6
(3)

在学期間に関する制度

有職者には、原則2年間で必要な単位を履修する標準在学コースの他、昼間開講授業と夜間開講授業を履修することによって、原則1年間で必要な単位を履修する短期在学コースが用意されています。また、下記の長期履修学生制度も利用できます。


長期履修学生制度は、職業等に従事しながら、個人の事情に応じて、柔軟に標準修業年限(2年)を超えて履修し学位等を取得できるようにする制度です。長期履修学生として認められた場合は、修業年限は最大4年で、授業料は2年間(標準修業年限)に支払うべき授業料総額を、あらかじめ認められた修業年限で除した額をそれぞれの年(学期)に支払う事となります。長期履修を希望する者は、あらかじめ出願書類と共に「長期履修申請書」等必要書類を提出しなければなりません。本制度が適用される対象は、「一般選抜」及び「社会人特別選抜(標準在学コース(2年)に限る)」合格者で、長期履修申請が認められた者です。長期履修申請の審査結果は、合格発表時に本人に通知します。

最近(過去5年間)の主な修士論文題目(修士論文の内容は三重大学図書館の機関リポジトリから閲覧可能です)

 地域文化論専攻

「アメリカ中流階級女性の料理への関心と社会との関係―ベティ・クロッカーの普及を通じて」
「尾張藩の忍びに関する基礎的考察―甲賀五人の再検討と近松茂矩の忍者関係史料分析―」
「『万川集海』の伝本研究と成立および流通に関する考察」
「明治末期から戦前昭和における商業美術にみる豊かさのイメージ」
「伊賀地域における山林資源管理の変遷―伊賀市石川区を事例として―」
「東海の中世煮炊具」
「神仏への祈りの多様化と伊勢神宮-法楽・仏教的祈禱に関する事例を中心に-」
「イヌイット・アートに関する人類学的考察 ― アルフレッド・ジェルの芸術理論をもちいて ―」
「荻生徂徠の鬼神論」

 社会科学専攻

「中国における住宅価格の高騰とシャドーバンキング」
「小規模多機能自治の展望ー雲南市の事例をもとにー」
港湾テロ対策の現状と改善策 ―諸外国から見る日本の港湾テロ対策の問題点―」
「土地所有権の制限」
「公共調達制度改革と地域中小建設企業」
「大都市圏に集中する対日直接投資の現状外資系企業誘致による地域経済活性化の可能性を考察」
「関税消費税改革の理論的展望」


大学院での研究成果の一部は、地域交流誌『TRIO』に掲載されています。こちらからお入りください。

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