海外への留学体験記(ライプチヒ大学)

 

所属学科:人文学部文化学科

留学先の国:ドイツ

留学先大学:ライプチヒ大学            

留学期間:2012年9月 ~ 2013年8月

ドイツ・ライプチヒ(雪岡).jpg

Q1:あなたが留学しようと思ったきっかけは何でしたか?

 大学一、二年生の頃から英語圏の大学へ留学したいという漠然とした思いはありましたが、その頃はまだ何を専門にし、何を学びたいかが明確ではなかったので、留学は一度断念しました。直接のきっかけは三年生の後期に出席していたドイツ文学の演習で先生にドイツ留学を勧めて頂いたことです。その頃には研究室も決まっており、ドイツ哲学者であるカントで卒業論文を書こうと思っていたので、思い切ってドイツへの留学を決意しました。

 

Q2:留学先大学での授業の様子やカリキュラム、サポート体制はどのようなものでしたか?

Leipzig大学のサポート体制は比較的整っていたように思います。9月中旬から三週間ほどオリエンテーションコースがありました。午前中はドイツ語の授業を受け、午後には留学生と知り合う機会として美術館やコンサートに行くなど、様々なイベントが設けられていました。

 授業は語学学校でのドイツ語コースと大学での専門授業に出席しました。ドイツ語コースには文法、作文、会話、発音などの授業がレベル別に設けられていました。専門の授業に関しては、哲学史の講義とカントゼミに出席しました。

 

Q3:留学先で最も印象に残った出来事や思い出を書いてください。

 留学中は、ドイツ国内はもちろんイタリア、フランス、ベルギー、オランダ、チェコを訪れました。その先々で博物館、美術館、教会まで足を運び、多くの絵画や彫刻、名作と言われるものを鑑賞しました。友達とクラブに踊りに行ったのもいい思い出です。最も印象的だったのは、教会での合唱コンサートです。Leipzigは少年合唱団で有名ですが、私は二度トーマス教会でのコンサートに行きました。感動してしばらく動けませんでした。このように貴重で贅沢な経験をすることができたように思います。

 

Q4:これから留学しようとする後輩へのメッセージをお願いします。

 私は四年生の9月から一年間留学したので、比較的遅い決断だったのかもしれません。しかし就職、卒業をする前に留学するという選択をして本当によかったと思います。今振り返ると、留学は学生生活の中でやり残していた事だったのだと思います。ぜひ皆さんも留学をして、その先で語学、知識を吸収し、その時その場でしか味わえないような貴重な経験をして、無事帰ってきて下さい。応援しています。

 具体的なアドバイスとして、留学期間を1年間にすることをお勧めします。半年は短いので。